【活動報告】(過激派主導)脱原発サウンドデモ@福岡に対してカウンター街宣

 6月11日に過激派(中核派革マル)が主導する脱原発サウンドデモ@福岡に対するカウンター街宣が行われました。動画を見ても分かるようにどんちゃん騒ぎしながら練り歩くデモ参加者の表情は喜びに満ちており、福島の被災者に対する同情など微塵も感じられません。むしろそうした人々の不幸を踏み台にし、かつ、マスゴミ脱原発一色というヒステリックな状況を利用して、国力の低下を目論む過激派とその一味、そしてそういった連中にまんまと乗せられたアホ共による下劣極まりないデモであったといえます。
 もっとも、連中の目的は達成されつつあり、とっくに定期点検の終わった全国の原発の運転再開は困難な状況にあるため、今夏が猛暑になれば深刻な電力不足となるのは明らかで、それによって生じる犠牲者の数はおびただしいものになることが予想されます。しかし、原発がなくとも電力が足りると主張する連中が責任をとることはありません。
 さらに、既存の原発の運転再開ですらままならぬ中、原発の新規建設など電力会社にとっては到底不可能です。結局、電力会社はLNG火力の増設をせざるを得ず、CO2排出量増加に対する巨額の排出権買取というペナルティにより、電気料金は上昇し、法人増税との二重苦にたまりかねた輸出企業は国外逃亡、エネルギーの輸入依存度の上昇とあいまって貿易収支は赤字に転落し、円高から一気に円安へと進むでしょう。かくして、資源もろくにない我が国は、景気後退しながら物価上昇するスタグフレーションに陥って衰亡への一途を辿り、貧乏な国になっていくのです。